羊羹は、中国では羊を煮たスープのこと。
「羹(あつもの)」は肉や野菜を煮た熱い汁物という意味です。
中国からお坊さんが持帰ったときに、
肉が使えないので、精進料理として小豆や小麦で作ったのがはじまりとか。
今の寒天を使った練羊羹は、江戸時代の初期に和歌山の駿河屋が確立しました。
四代将軍徳川家綱のころ。
とらやの練羊羹は、江戸時代の終わりのころ(1862年)から。
江戸では坂本龍馬が勝海舟と出会ったころです。
とらやの羊羹「夜の梅」。
小倉の練羊羹が食べたくなったときは、必ずこれです。
羊羹の切り口から見える小豆が夜咲く「梅の花」のようだからついた菓銘(お菓子の名前)「夜の梅」。美しい。
サイズはこの小さいサイズの「夜の梅」がいい。
かしこまらず、食べたいときに気軽に食べれる。そして十分満足できるサイズ。
そして、このまま1年間保存もできる高級和菓子の保存食です。
パッケージも、季節や地域で色々素敵なものがでているので、ついついパッケージ買いをしたくなります。
竹皮で包まれた大きいのは自分で買ってはいけません。
偉くなって人様から頂くものです。
原材料は、砂糖、小豆、寒天のみ。
これだけシンプルなのに、とらや独特の品の良い甘さと小豆の風味です。
隙がない、そしてすごい存在感。
一口食べると、幸せホルモン「セロトニン」がでまくります。
さずが老舗。安定感のあるおいしさです。
いつ食べても、変わらなくおいしいと思えるものは、実は、少しずつ時代にあわせて味を変えているからだと聞いたことがあります。
いつ食べてもおいしい
小倉羊羹「夜の梅」。260円
とらやの煎茶「京の文」がよくあいます。
とらやの羊羹
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/products/yokan/
とらやのお茶
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/products/tea/