忙しかった日の夜など、無性に餡子の和菓子が食べたくなります。
疲れた時の甘いものは、なぜだか幸せな気持ちになって元気も出てきます。
これは、甘いものを食べると幸せを感じる物質が脳内で分泌されるそうです。
その物資は、「セロトニン」。最近、幸せ物質、幸せホルモンとしてよく紹介されています。
「セロトニン」は感情や体のバランスを整える大切な物質で、脳内だけなく小腸など体の中で作られています。
セロトニンは、ストレスを受け続けると消費して不足してしまいます。
不足すると
・イライラする
・気分が落ち込みやすくなる
・夜ぐっすり眠れない
・朝の目覚めが悪くなる、
・頭痛
・疲れやすくなる
・老けやすくなる
だけでなくうつ病の原因にもなります。
セロトニンは、毎日の適度な運動や、日光浴、人や動物とのスキンシップ、栄養バランスのいい食事で増やすことができます。
特に、食事ではトリプトファンというアミノ酸とビタミンB6が含まれるものをしっかり摂ることが、セロトニンを作り出すのに大切だといわれています。
このトリプトファンとビタミンB6、
餡の材料となる「小豆」には、両方含まれています。
餡子(あんこ)は甘いだけでなく、セロトニンを増やすのに欠かすことのできない2つの栄養素もいっしょに摂れる優れた食べ物なんです。
疲れたときの大福やおはぎ。幸せのために大切にしたいですね。
もちろん、食べ過ぎにはご注意を。